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男性型脱毛症(AGA)とは

男性ホルモンに起因して発症する進行性の疾患です。主に額の生え際や頭頂部のつむじ周辺から抜け毛が起こり、時間をかけて少しずつ薄毛が進行していく特徴があります。また、男性型脱毛症の発症には遺伝や生活習慣など様々な要因が関わっていると考えられており、何らかの治療を施さない限り薄毛の進行を食い止めることはできないとされておりますので早い段階で治療を始めることをお勧めします。

原因
□遺伝

様々な遺伝子が影響していることが知られています。その一つに「X染色体」が影響しているといわれています。AGAの発症に関与するアンドロゲンレセプターの感受性に関わる遺伝情報が、母親から受け継ぐX染色体に含まれているのです。そのため、母方の両親のアンドロゲンレセプターの感受性が強い場合には、薄毛になりやすいX染色体の遺伝子が子孫に受け継がれる可能性があると考えられています。しかし、これはあくまで可能性を示唆するものであり、必ずAGAによる薄毛が遺伝するわけではありません。

□遺伝以外
食生活や睡眠、運動などの生活習慣や日頃のストレスが環境要因として関わっているとされています。中でも、生活習慣が原因で起こる「肥満」はAGAの症状の度合いや発症時期などに影響を与えると考えられています。
しかし、肥満体質だからといって必ずしもAGAを発症するわけではありません。

治療 治療

AGAは原因やメカニズム、進行パターンなど解明されている部分もありますが、未だ不明な部分も多く残されています。
現段階ではAGAを「完治」させることは難しいと言われております。AGA治療の主流となっている投薬治療では、薄毛の進行を抑制して毛量を増やしていくことが目的とされております。
AGAは進行性の脱毛症であるため、対策や治療を施さない限り症状は進んでいきます。AGAは治療で改善が可能ですので、薄毛の改善を望んでいる方は一度ご相談ください。

 

 

フィナステリド(内服薬)

28日分
¥4,950

抜け毛が増えるのを予防し、薄毛の進行を食い止める効果が期待できます。臨床試験では、フィナステリド服用者の90%以上にその効果が表れました。
フィナステリドは比較的に副作用が少ない薬とされている薬剤ですが妊娠中または、その可能性がある女性に投与すると、男性ホルモンの低下により男子胎児の生殖期間、発育に悪影響を及ぼす恐れがあるとされています。そのため、年齢は問わず女性への内服薬の投与は禁忌とされています。
また、服用するだけでなく皮膚表面から吸収される事で同様の作用が認められる為、薬に触れる事も禁忌とされており、男性が服用する際も薬の管理自体をしっかりとする必要があります。

【用法・用量】

1日1回1錠

【副作用】

・被験者の1〜5%の割合で性欲減退、1%未満の割合で勃起機能不全・射精障害・精液量減少など性機能に関する変化が認められています。

・倦怠感・食欲不振・むくみ・黄疸などの肝機能障害が発生することがあります(頻度不明)

 

 

デュタステリド(内服薬)

30日分
¥6,050

薄毛予防と発毛促進の両方の効果が期待できます。
AGAの治療薬は薄毛を予防する「守り系」と発毛を促進する「攻め系」に大別されますが、デュタステリドは「守り系」に分類されます。
フィナステリドに比べ広範囲の薄毛に効果があるとされており、日本皮膚科学会は、薄毛治療におけるデュタステリドの服用を強く勧めています。

デュタステリドによる治療効果は、早ければ服用開始3ヶ月ほどで実感できる方もいますが、添付文書には「治療効果を評価するためには、通常6ヵ月間の治療が必要」とあるため、まずは半年間服用を継続しましょう。

【用法・用量】

1日1回1カプセル

【注意事項】

・被験者の5%未満の割合で性欲減退、勃起機能不全・ 射精障害・精液量減少など性機能に関する変化が認められています。

・倦怠感・食欲不振・むくみ・黄疸などの肝機能障害が発生することが あります。

その他、肝機能障害・黄疸・AST(GOT)、ALT(GPT)・ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害等の副作用がでた場合はすぐにご連絡ください。

 

 

ミノキシタブレット(内服)

成分量2.5mg 90日分
¥14,900
成分量5mg 90日分
¥17,800

毛乳頭細胞を刺激し、毛髪を作り出す毛母細胞を活性化させる効果があると言われています。細胞分裂が活発になるとヘアサイクルが正常化され、発毛促進が期待できます。
ミノキシジルは血管拡張作用を有するとされ、もともと高血圧患者の治療薬として1979年から使用されていました。副作用として多毛が認められたことから再度、発毛剤として開発が進められました。頭部の毛細血管まで血液が流れることで、必要な栄養素も頭部まで行き渡り、毛髪にも十分な栄養が供給されやすくなることから、育毛や発毛効果があります。

ミノキシジルには内服薬と外用薬が存在しますが、厚生労働省の認可を受けているのは外用薬のみで、ミノキシジル内服薬は未承認医薬品です。同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。しかし、医師の責任において輸入し処方することは可能であることや、高い発毛効果を期待できることから国内ではミノキシジル内服薬を取り扱っているAGAクリニックも多く存在します。なお、医師によるミノキシジル内服薬の輸入に関しては、医療法に基づき、医師の裁量権の元に患者に処方しても問題がないとされています。

[メーカー名:Lloyd Laboratories Inc]

【用法・用量】

1日1回1錠

【副作用】

服用後に血圧が低下して立ちくらみになる方や、めまいや動悸を感じる方もいます。また、毛髪以外の体毛が濃くなるのも、ミノキシジル内服薬で起こりうる副作用の一つです。服用を中止すれば多毛症状は落ち着きますが、気になる方はご相談ください。

血圧が不安定な方や心臓疾患がある方などは心機能障害や不整脈が増悪する可能性もあります。また、心機能の低下に伴うむくみが起こることもあり、心筋梗塞などを招く恐れがあるので血圧や心臓に不安のある方には推奨しません。

ヴェラルティス15%(ミノキシジル外用薬)

60ml 約1ヶ月分
¥8,900

ミノキシジルは高血圧症治療のために開発されたもので、「ロテニン」という降圧薬の有効成分として用いられていました。ロテニンを服用した人に多毛症状(体毛の量が異常に増える症状)が認められたことから、のちに薄毛治療薬としての転用を開始。現在は世界90ヶ国以上で認可を受ける、もっとも有名な薄毛治療薬の一つとして知られるようになりました。
ミノキシジル外用薬には、毛母細胞を刺激して毛髪のヘアサイクルを正常化させる働きがあると言われています。毛髪の成長期が延長されると、1本1本の毛が長く太く成長し、毛髪量の増加が期待できます。
また頭皮環境を整え、薄毛の進行を予防するのもミノキシジル外用薬に期待できる効果の一つです。AGAで有名なリアップと同じ成分で、更にミノキシジルを高濃度配合。守りの内服と併用で更に高い発毛効果を期待できます。

【用法・用量】

1日2回(朝・晩) 1回あたり5プッシュ

【副作用】

かゆみ、かぶれ、頭痛、めまい
8%以下の方に副作用が発症しておりますが重大な副作用はありません