大量にあせをかいたときに汗を排出する汗管（かんかん）が一時的につまることにより、汗がスムーズに排出されないことで起こるトラブルです。皮膚の表面近くに汗がたまる白いあせも(水晶様汗疹)と、皮膚の深いところに汗がたまる赤いあせも(紅色汗疹)の2つのタイプがあります。
□白いあせも(水晶様汗疹)は、透明、もしくは白っぽい水ぶくれがたくさんできますが、かゆみは伴いません。
□赤いあせも(紅色汗疹)は、赤く小さなブツブツができます。かゆみのほかに、チクチクやヒリヒリした症状が現れます。

アカや汚れが汗腺の出口に詰まって皮膚の中にたまることで炎症を起こします。
□高温多湿下での運動
□湿布、包帯、ギプス、絆創膏
□通気性の悪い衣類の着用

治療

汗をかいたときに放置しないことがもっとも重要です。こまめに汗を拭いたり、着替えたり、ぬるめのお湯で洗い流す事が重要です。
高温多湿の環境では、エアコンをうまく活用するようにしてください。また、吸収性のよい下着や通気性のよい衣類を身につけて、汗をかいても濡れたままにしておかないようにしましょう。
白いあせも(水晶様汗疹)は放っておいても自然に治癒します。 赤いあせも(紅色汗疹)には、ステロイド外用剤で治療を行います。