湿疹などを掻き壊してただれたところに、かゆみを伴う小さな水ぶくれができて周囲が赤くなります。水ぶくれの中身ははじめ透明な液体ですが、だんだん膿になってきます。水ぶくれがやぶれると、しみ出した液体や膿みによって周囲の皮膚へ広がっていきます。

虫刺されやあせも、湿疹、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下した部位に細菌が感染することで発症します。

とびひの原因菌となるのは主に、黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌という種類の細菌です。

治療

患部の清潔を保つことが大切です。

石鹸をよく泡立ててやさしく丹念に患部を洗い、シャワーでしっかり洗い流すようにします。また日頃から爪を短く切り、掻いて皮膚を傷つけないようにする事が重要です。

□塗り薬、飲み薬による治療
抗菌薬の内服や外用、かゆみが強い場合には、アレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン薬を服用していただきます。