インフルエンザワクチン接種のご予約はwebからお願いします。
医療脱毛
インフルエンザワクチン接種のご予約はwebからお願いします。
アトピー体質の方は、肌が乾燥しがちで湿疹ができやすい状態です。
皮膚が敏感なため、乾燥やストレス、発汗、体調不良など些細な原因でもすぐに湿疹などの皮膚炎が現れます。
□1日中かゆみが続き、掻きすぎるあまり血が出ることもある。
□湿疹が左右対称に出る。
□おでこ、目・口・耳の周り、わき、手足の関節に湿疹が出る。
□乳幼児は2か月以上、成年では6か月以上の症状が出る。
□肌がカサカサ、ゴワゴワしてくる。
●肌の問題「皮膚のバリア機能の低下」
皮膚のバリア機能は、角質層の状態で判断できます。健全な角質層は、角質細胞の間をセラミドなどの細胞間脂質で満たされていて、高いバリア機能が保たれています。このバリア機能が低下すると外的刺激を受けやすくなります。具体的には、アレルゲン(ダニ、埃、カビ、花粉等)、細菌・ウィルス、化学物質、大気汚染物質、紫外線、汗など、あらゆる外部からの刺激が、皮膚の内部へ到達しやすくなってしまいます。最近のデータではアトピー性皮膚炎の方は角質層内におけるセラミド生成機能に支障があることがわかっています。
●体の問題「免疫機能の異常(アレルギー)」
外から侵入してきたいろいろな物質(アレルゲン:アレルギーを引き起こす物質)に対して、正常とは異なる反応が起こりやすい体質です。正常な反応の場合、免疫は体にとって外敵である‘抗原’に対して抗体を作って体を守っています。しかし、何らかの理由で、外部からの刺激に対してIgEという抗体を作ってしまうと、そのIgEが体のいろいろなところでかゆみや炎症を起こす原因となります。
また、アレルギー体質は、遺伝が関係しているといわれています。つまり、アレルギーを持つ人は、ご本人だけでなくご家族も、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息などにかかりやすい傾向があるといえます。
アトピー性皮膚炎を完治する治療法はないため、治療の最終目標は、症状がないか、症状があっても軽微で日常生活に支障が無くなることです。
●塗り薬による治療
炎症を起こしている湿疹に対してステロイド外用薬やタクロリムス軟膏を塗布頂きます。
また皮膚のバリア機能を回復(保持)させるための保湿外用薬によるスキンケアも重要です。
●飲み薬による治療
かゆみやアレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン薬を服用頂きます。